【2026年最新】個人事業主向け電子契約サービス7選! 無料・格安プランの賢い選び方

2026年04月06日2026年04月06日

契約を交わすたびに発生する書類作成や郵送作業。
印紙代や切手代などのコストに加え、手間もかかり負担に感じている個人事業主の方は多いのではないでしょうか。

こうした課題を解決するのが「電子契約サービス」です。
現在は多くのサービスが登場しており、中には個人事業主の利用であれば「ずっと無料」で使い続けられるものも少なくありません。

この記事では、電子契約の導入を検討している個人事業主の方に向けて、無料プランの選び方や、おすすめのサービスを厳選して解説します。自分に合ったサービスを見つけるための参考にしてください。

この記事の伝えたいこと

  • 無料プランでも、個人事業主のニーズをカバーできるものがある
    月間の契約数が数件程度であれば、期間制限のない無料プランでも「電子帳簿保存法」に対応した運用が可能です。コストを一切かけずに、印紙代の削減や契約スピードの向上といった電子契約のメリットを、実務に取り入れることができます。
  • 個人事業主向けの電子契約サービスを選ぶポイントは3つある
    個人事業主がサービスを選ぶ際は、まず取引先に負担をかけない「取引先のアカウント登録が不要」なサービスが理想的です。あわせて、認定タイムスタンプの付与など2026年現在の法的要件を網羅し、証拠力を担保できるか確認しましょう。自分も相手も迷わず使える、直感的な操作性も業務効率化の鍵となります。

そもそも無料で電子契約サービスは利用できるの?

無料で電子契約サービスは利用できるの?「電子契約は毎月高いコストがかかる」と思われがちですが、結論からいうと、個人事業主の方なら「無料」のまま使い続けることは十分に可能です。
多くのサービスが無料プランを用意しているのは、まずは使い心地を試してもらいい、将来的にビジネスが拡大した際に有料プランへ切り替えてもらうという狙いがあるためです。無料だから怪しいわけではなく、信頼性の高いシステムを契約件数が少ない個人であれば0円で活用できる、非常に賢い選択肢といえます。

電子契約は無料プランでも法的に有効

電子契約は、「電子署名法」の要件を満たしていれば、紙の契約書に押印するのと同等の証拠力が認められるため、「電子署名法」の要件を満たしているサービスであれば、無料プランであっても有料プランと同様の法的効力を持ちます。
また、電子データでの保存を義務付ける「電子帳簿保存法」に対応した機能を備えるサービスも多く、無料でも適切に運用すれば法的に問題ありません。

無料プランと有料プランの違い

無料で利用できるプランは非常に便利ですが、有料プランと全く同じ機能が使えるわけではありません

<電子契約サービス無料プランと有料プランの主な違い>

比較項目 無料プラン 有料プラン
月間送信件数 月1~5通程度 月10通以上~無制限
送信料 0円 0円~200円前後
ユーザー数 1名 1名~複数名
タイムスタンプ 制限あり 自動付与
定型文 制限あり 無制限または多数登録可能

※サービスやプランによって詳細は異なります。導入前に必ず各社の最新プランをご確認ください。

個人事業主の規模であれば無料プランで十分なケースも多いですが、あらかじめ制限事項を確認しておく必要があります。自分のビジネスに適しているか、以下の2点に注目して判断してください。

1:機能の制限がある

無料プランの多くは、1ヶ月に送信できる件数に制限が設けられています。サービスにより異なりますが、月1通〜5通程度が一般的です。また、頻繁に使う契約書を保存する「テンプレート機能」や、締結した契約書をシステム内に保存する「保管機能」が制限されていたり、複数のユーザーで管理できなかったりする場合もあります。月数件の利用で、制限された機能でも問題ないようであれば、無料プランでも大きな支障はないといえます。

2:電子署名やタイムスタンプが付与されない場合がある

電子署名は、書類に「だれが署名したか、その後書き換えられていないか」を証明する電子的な仕組みで、タイムスタンプは、書類が「いつ作成され、その後書き換えられていないこと」を証明する、電子的な仕組みです。
無料プランではこの機能が制限される場合がありますが、代わりにシステム側で全操作履歴を自動保存することで、電子署名法や電子帳簿保存法の要件を別の形で満たしているサービスも存在します。そのため、電子署名やタイムスタンプが付与されない場合でも法的な要件をクリアしているかを確認することが重要です。

個人事業主が電子契約を導入するメリットとデメリット

電子契約導入の大きな利点は、印紙代や郵送費のコスト削減と、契約締結までの圧倒的なスピード向上です。一方で、デメリットとして取引先の承諾を得る手間や、電子署名法・電子帳簿保存法に基づいた厳格なデータ管理が求められる点が挙げられます。利便性と運用ルールのバランスを考慮し、自身の業務スタイルに最適な形での導入を検討しましょう。

メリット デメリット
・印刷代、郵送代などがコストカットできる
・契約締結までの業務効率がアップする
・書類の紛失リスクがなくなり管理が楽になる
・取引先の承認が必要、または 取引先が承認する必要がある
・「電子帳簿保存法」や「電子署名法」に基づいた運用を自分で行う必要がある

個人事業主が電子契約サービスを選ぶポイント

無料プランは魅力的ですが、自分にとっても取引先にとっても使いやすいサービスを選ぶことが重要です。導入後に「使いにくい」と後悔しないために、以下の3つのポイントを基準に検討してみてください。

1:相手方が「アカウント登録なし」で署名できるか

電子契約の導入をスムーズに進めるためには、取引先の手間を最小限に抑えることが不可欠です。サービスによって相手方のアカウント作成の要否が分かれますが、会員登録を求めるものは相手の心理的・作業的ハードルを高くしてしまいます。
一方、登録不要のサービスであれば、メールで届いたURLを開くだけで即座に署名画面へアクセスできます。余計な登録作業を挟まず、数クリックで完結する仕組みを選ぶことが、取引先からの快い承諾とスピーディーな契約締結に繋がります。

2:セキュリティ対策・法的要件は万全か

オンライン上で契約書をやり取りする以上、情報漏れや改ざんのリスクへの対策は不可欠です。万が一の事態が起きれば、自社だけでなく取引先にも多大な損害を与え、信頼を失うことにもなりかねません。
サービス選定時には、通信の暗号化や電子署名といった情報漏れや改ざんリスクへの対策がされているかを確認しましょう。

3:操作性に問題がないか

電子契約サービスは、自分自身だけでなく取引先の担当者も利用するため、誰でも迷わず操作できるシンプルな設計であることが理想的です。画面構成が複雑だと操作に慣れるまで時間がかかり、かえって作業効率が落ちてしまう可能性があります。 導入後に後悔しないためにも、無料プランやトライアルを活用して、実際の契約業務の流れや操作性に問題がないかを確認することが大切です。特に、ITに詳しくない方でも直感的に使いこなせる操作感であるかどうかを事前に見極めるようにしましょう。

個人事業主におすすめの電子契約サービス6選

個人事業主向けの無料プランや、月額1,000~2,000円前後の格安プランが充実している主要なサービスを紹介します。各サービスで月間の送信件数や付帯機能に違いがあるため、自身の業務量や取引先との相性を踏まえて最適なものを選びましょう。

条件付きで無料で使い続けられるサービス

コストを抑えて手軽に導入したい方に向けて、期間の制限なく無料で使い続けられるサービスをご紹介します。月間の送信件数などに一定の制限はありますが、電子帳簿保存法に対応した検索機能など、個人事業主が安心して利用できる基本機能が揃っています。まずは実際の操作感を確かめたいという方にもおすすめです。

GMOサイン

GMOサイン国内トップクラスの導入実績を誇る電子契約サービスです。お試しフリープランが用意されており、期間の制限なく無料で使い続けることができます。メール認証による契約印タイプの署名が月5件まで利用可能で、文書の検索機能など電子帳簿保存法に対応した基本機能も備わっています。強固なセキュリティ体制と直感的な管理画面が評価されており、まずはコストを抑えて電子契約を始めたい個人事業主の方に適しています。

無料期間 永年無料
送信数 上限5件/月
送信料 0円
ユーザー数 1ユーザー
相手方のアカウント作成 不要
電子署名 あり
タイムスタンプ なし

クラウドサイン

クラウドサイン日本の電子契約市場でトップクラスのシェアを誇る、信頼性の高いサービスです。フリープランでも有料プランと同様に、「認定タイムスタンプ」がすべての契約に自動で付与されるのが大きなメリットです。操作画面が非常にシンプルで、ITに詳しくない取引先でも迷わず署名できる設計になっています。法的な証拠力と使いやすさを両立しており、電子契約の標準を知る上でもまず検討したいサービスです。

無料期間 永年無料
送信数 上限2件/月
送信料 0円
ユーザー数 1ユーザー
相手方のアカウント作成 不要
電子署名 あり
タイムスタンプ あり

freeeサイン

freeeサイン会計ソフトで有名なfreeeグループが提供するサービスです。無料プランでも「認定タイムスタンプ」が付与されるため、電子帳簿保存法の要件を満たした運用が可能です。最大の特徴はfreee会計との連携のしやすさで、契約から会計処理までを一気通貫で効率化できる点にあります。操作画面もモダンで分かりやすく、将来的に会計ソフトとの一元管理を考えている個人事業主の方に適しています。

無料期間 永年無料
送信数 上限1件/月
送信料 0円
ユーザー数 1ユーザー
相手方のアカウント作成 不要
電子署名 なし
タイムスタンプ あり

契約大臣

契約大臣リーズナブルな価格設定と、使いやすさを重視したシンプルな設計が特徴のサービスです。フリープランでも有料プランと同様に、「認定タイムスタンプ」が全プランで標準搭載されているため、法的安心感を備えた契約が可能です。操作画面も直感的で、複雑な設定なしに契約書の作成から送信まで行えるため、電子契約に慣れていない個人事業主の方でも迷わず使い始めることができます。

無料期間 永年無料
送信数 累計5件まで
送信料 0円
ユーザー数 1ユーザー
相手方のアカウント作成 不要
電子署名 なし
タイムスタンプ あり

「月額1,000円~2000円前後」低コストで導入できるサービス

無料枠の制限を超えて、より柔軟に運用したい場合におすすめの格安サービスをご紹介します。月額1,000~2,000円前後の手頃な料金で、利用できる機能や送信件数の上限が大幅に緩和されるのが魅力です。コストを最小限に抑えつつ、契約業務のスピードと信頼性を両立させたい個人事業主の方に最適な選択肢です。

マネーフォワードクラウド契約(個人事業主向けパーソナルミニプラン)

マネーフォワードクラウド契約確定申告などでおなじみのマネーフォワードが提供するサービスです。個人事業主向けの「マネーフォワード クラウド」の基本料金に含まれる形で利用できます。 最大の魅力は、月額約900円(税抜/年額払いの場合)〜という低価格でありながら、契約書の送信だけでなく、会計や確定申告の機能もセットで利用できる点です。既に同シリーズを使っている、あるいは確定申告ソフトも探している方には最安の選択肢となります。

月額料金 900円(年額払いの場合)
送信数 無制限
送信料 0円
ユーザー数 無制限
ユーザーの追加 4名以上から900円/名
相手方のアカウント作成 不要
電子署名 あり
タイムスタンプ あり

クラウドコントラクト(スタータープラン)

クラウドコントラクト

複雑な高機能よりも、シンプルで使い勝手の良いものを安く利用したいという中小企業・個人事業主のニーズに特化したサービスです。最大の魅力は、月額1,980円(税抜)というリーズナブルな価格設定ながら、送信件数による追加費用が発生しない点にあります。操作画面はシンプルに設計されており、ITツールに不慣れな方でも直感的に使えるのが大きな特徴です。電子署名やタイムスタンプ、電子帳簿保存法に対応した保管機能など、必要な機能が揃っているため、余計な設定に悩まされることなくスムーズに導入できます。また、2週間の無料トライアル期間中に有料プランの全機能を制限なく試せるため、実際の使いやすさを納得いくまで確認してから運用を開始できる点も大きな安心材料です。

月額料金 1,980円
送信数 上限10件/月
送信料 0円
ユーザー数 無制限(利用できるアカウントは1点まで)
相手方のアカウント作成 不要
電子署名 あり
タイムスタンプ あり

freeeサイン(個人事業主向けスタータープラン)

freeeサイン個人事業主に特化した、非常にコストパフォーマンスの良い有料プランです。月額980円(税抜/年額払いの場合)~という低価格ながら、月に10通まで送信料無料で利用できるのが最大の特徴です。無料プランの「月1通」では足りないけれど、月額数千円払うほどではない、という絶妙なニーズに応えてくれます。電子署名とタイムスタンプの付与機能も備わっているので安心して利用できます。
※文書の保管機能がないため、自社で電子帳簿保存法に対応する必要があります。

月額料金 1,280円
送信数 上限10件/月
送信料 0円
ユーザー数 1ユーザー
相手方のアカウント作成 不要
電子署名 あり
タイムスタンプ あり

個人事業主が電子契約サービスを利用する際の注意点

導入にあたっては法的な制約やマナー、無料プラン特有の制限を正しく理解しておく必要があります。トラブルを避け、スムーズに運用を開始するための重要なポイントを解説します。

すべての契約書が電子化できるわけではない

2026年現在、不動産取引や遺言書のデジタル化が進み、ほとんどの契約が電子化可能です。しかし、農地の賃貸借や事業用定期借地権など、法律で「公正証書」や「書面」が義務付けられている一部の契約は、依然として紙での締結が必要です。自分の扱う契約が電子化に対応しているか、事前に必ず確認しましょう。特に重要事項説明を伴う取引では、特定の条件を満たす必要があります。

事前に取引先の承諾を得る

電子契約は双方の合意が前提です。特に建設業など一部の業種では、書面に代わる電子化への「事前承諾」が法律で義務付けられています。法的な義務がない場合でも、突然デジタル署名を求めると相手が困惑し、信頼関係に影響する恐れがあります。導入時には「電子契約への移行」を丁寧に案内し、相手側に費用やアカウント作成の手間が発生しないことを伝えて安心感を与えることが大切です。

「無料」で使い続けられる条件を確認しておく

多くのサービスで無料プランが提供されていますが、「月1件まで」「累計10件まで」といった送信数の制限や、1ユーザー限定などの条件があります。また、無料プランでは法的証拠力を高める「タイムスタンプ」や「電子署名」が制限されている場合もあり、電子帳簿保存法や電子署名法の要件を満たせるかの確認が不可欠です。将来的に契約数が増えた際のアップグレード費用も視野に入れ、自身の業務量に合うか見極めましょう。

よくある質問

Q. 相手方が「紙の契約書がいい」と言った場合はどうすればいいですか?

電子契約は双方の合意が原則です。無理強いはせず、電子契約のメリットを伝えて相談しましょう。

Q. 無料プランから有料プランへ途中で切り替えられますか?

ほとんどのサービスで可能です。まずは、無料プランで操作感を確認し、契約件数が増えてきたタイミングでアップグレードを検討するのがスムーズです。

Q. 複数のサービスを「無料プラン」だけで使い分けても問題ないですか?

法律上の問題はありませんが、管理が煩雑になり、税務調査時にデータを探す手間が増えるリスクがあります。できるだけ1つに絞るのが賢明です。ダウングレード(有料から無料へ変更)自体は可能ですが、無料プランの「保存件数制限」を超えている過去のデータが管理画面で閲覧できなくなるリスクがあります。ダウングレードする際は、必ず有料期間中に締結したすべての契約PDFを手元にダウンロードし、自身のPCやクラウドストレージにバックアップを確保しておきましょう。

Q. 無料プランだと、契約書の保存期間に制限はありますか?

多くのサービスでは、無料プランでも法令で定められた期間(個人事業主は原則7年)の保存が可能です。ただし、一部のサービスでは「直近3件までしか表示されない」といった閲覧制限がかかるケースがあるため、保存の確実性を重視するなら格安の有料プランが安心です。

Q. 途中で無料に戻したい場合、契約データはどうなりますか?

ダウングレード(有料から無料へ変更)自体はサービスにより可能な場合がありますが、無料プランの「保存件数制限」を超えている過去のデータが管理画面で閲覧できなくなるリスクがあります。ダウングレードする際は、必ず有料期間中に締結したすべての契約PDFを手元にダウンロードし、自身のPCやクラウドストレージにバックアップを確保しておきましょう。

まずは無料プランから始めてみましょう

無料プランから始める電子契約は、印紙代の削減や契約スピードの向上など、個人事業主にとって多くのメリットがあります。今回ご紹介した各サービスには、機能や件数に制限があるものの、無料~月2,000円程の格安料金で利用できるプランが用意されています。まずは、無料プランや無料トライアルを利用し、操作性を実際に試してみることをおすすめします。自分の業務量や将来的な拡張性を踏まえ、電子契約サービスの選定を行いましょう

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