クラウドサインの評判・口コミ・詳細を徹底解説

クラウドサインのロゴ
対象 月額料金 無料お試し
個人
法人
11,000円~ あり

契約締結での主体となっていた紙(書面)での取引をデータ化し、オンライン上で手続きが完了する電子契約。テレワークの普及や法改正などを背景に、電子契約を導入する企業・団体も増えています。法的な要件を満たし、業務効率化に効果的なのが各種機能を有する電子契約サービスです。

今回はそのひとつ、弁護士監修のクラウドサインをピックアップしてご紹介します。評判、口コミも交えてお伝えしますので、サービス導入の際の参考にしてください。

クラウドサインとは

クラウドサインは業界初のWeb完結型クラウド契約サービスとして登場しました。弁護士検索・法律相談ポータルサイトを運営する弁護士ドットコム株式会社が2015年に開始しています。導入社数は250万社以上、累計送信件数 1000万件超とトップクラスのシェアを誇ります。

またクラウドサインは、電子契約サービスにおける法的規制の有無を明確にする「グレーゾーン解消制度」を先駆けて導入したことでも知られています。結果として、経済産業省や国土交通省、つまり国が適法性を認める成果を得ました。

官公庁・地方公共団体など行政での導入促進を拡大した電子契約サービスでもあるのです。

クラウドサインのセキュリティ

クラウドサインで契約を行う際は、弁護士ドットコム株式会社による電子署名、認定タイムスタンプが付与されます。弁護士が法律監修することによる高い証拠力、また本人性と非改ざん性を担保して取引を行えるのが強みです。タイムスタンプを付与することで署名が有効となる期間も10年間に延長されます。

また、なりすましやメールアドレスの乗っ取りを防ぐ対策として、契約書を閲覧・確認するためのユニークURLを都度発行。。その他、通信の暗号化やワンタイムパスワードによる2段階認証、IPアドレス制限(上位プランのみ)などさまざまなセキュリティ対策を講じています。

クラウドサインの特長とメリット

クラウドサインは、契約締結はもちろん管理まで、電子契約で必要な機能がトータルに揃うサービスとして高く評価されています。電子署名法、電子帳簿保存法に拠ったサービスであり、専門家である弁護士が監修しているため安心です。テンプレートや一括送信などの機能も充実しており、個人から法人まで幅広く利用できるのも魅力です。

ここからは、ネット上にあるユーザーの評価や口コミを参考に、クラウドサインの特長とメリットについてお伝えします。

弁護士ドットコムが提供する安心感と導入実績

クラウドサインは、弁護士ドットコムが提供していることで、法的効力やセキュリティに対する安心感があると評価する声が多く見られます。弁護士がかかわることで、書面やEメール以外のクラウド上の電子契約が法に適合しているということが明確なサービスです。

また、電子署名法に関わる諸官庁や財務省の「お墨付き」を得ており、大手企業や地方自治体にも多くの導入実績を持っています。国内の業界シェア率もトップで抜群の知名度があるため、取引先の理解も得やすいのも利点です。

画面がわかりやすく、操作が簡単

画面操作がしやすく、わかりやすいのも特長です。シンプルなインターフェースのため、ITに不慣れなユーザーでも簡単に操作できるとの評価を得ています。実際に使用した後、使いやすかった点が導入の決め手になったという声も多く聞かれました。

高度な契約にも対応する多機能さを持ちながら、使いやすさにこだわった点がユーザーの支持を集めています。

紙の契約書もインポートでき一元管理できる

有料プラン(ビジネスプラン~)では、電子契約だけでなく紙の契約書のインポートが可能です。書面で締結した書類をスキャンしてPDF化し、アップロードするだけでクラウドサイン上で一元管理を行えるのも特長です。取引先から紙での対応を求められた場合でも、問題ありません。

こういった点から、大量の書類管理が必要な大企業から高い評価を得ているのです。またオプションの「クラウドSCAN」を使えば、書類情報の入力からデータのインポートなど一連の作業の委託もできるようになります。

外部システム連携が豊富にできる

クラウドサインは、業務に欠かせない100以上のサービスと連携可能できます。
Salesforce、Kintone、Slack、MicrosoftTeamsなどとの連携もスムーズで、WebAPIを介して既存のシステムをより便利に活用できるのも強みです。

導入事例においても、「通常使用している外部システムと連携しやすい」との声が目立ちました

AI契約書管理機能でデータを自動入力

有料のコーポレートプラン以上であれば、クラウドサインで締結を行った書類、インポートした書類の書類情報がすべて自動で入力されます。

締結先の企業名や契約、開始日・終了日、取引金額、自動更新の有無など必要情報が自動入力され、そのまま保管されるわけです。電子帳簿保存法に定められた必要項目であり、電子契約締結の前提条件が自動入力される機能は非常に便利です。業務効率化にも大いに役立つでしょう。

クラウドサインのデメリット

多彩な機能を持つクラウドサインにもデメリットはあります。ネットユーザーの評価や口コミから判明したデメリットを3つご紹介します。

送信1件につき220円の従量課金がある

企業で導入する場合、一定の送信件数やユーザー数への対応が必要になり、有料プランを導入することがほとんどです。有料プランでは月額料金に加え、契約書送信ごとに220円の費用がかかります。

他の電子契約サービスと比較すると高めで、契約数が増えれば増えるほど費用負担が大きくなります。特に契約数が多い企業においては、大きなデメリットと言えるでしょう。

契約書ファイル形式がPDFのみ

電子契約書としてアップロードできる形式がPDFに限られます。ワードやエクセル、テキストファイルではアップロード不可となります。

契約書を修正する際には、再度文書作成アプリで修正した後にPDFに変換し、あらためてアップロードしなければなりません。契約書に追加事項などが生じた場合、手間がかかってしまいます

業務効率化を図るための導入が、かえって手間を増やす可能性もあります。

契約期間が1年単位でクレジットカードが使えない

クラウドサインの有料プランは1年契約が基本で、更新もその際に行います。しかし支払いは月払いで、銀行振り込みか口座振替にしか対応していません。クレジットカードが使えないなど支払い方法に関する不満の声が聞かれました。

小規模・中小企業におすすめのサービス

クラウドコントラクト freeeサイン 契約大臣
ライトプラン ライトプラン ベーシックプラン
月額4,378円 月額5,478円 月額6,050円
50件まで無料
(以降33円/件)
50件まで 50件まで
従量課金なし 220円/件 220円/件
契約1件あたり87.56円 契約1件あたり329.56円 契約1件あたり341円
詳細はこちら 詳細はこちら 詳細はこちら

上記3社は、低価格かつ導入のしやすさが特徴です。その中でもクラウドコントラクトは契約1件当たりの料金が約88円となっており、小規模・中小企業にとって導入しやすい価格帯となっています。

クラウドサインの料金体系

クラウドサインは、4つの有料プランが用意されています。それぞれ会社の規模や利用目的によってプランを選ぶことができ、導入そのものにかかる費用はすべてのプランで0円です。契約書の送信1件につき220円の費用が必要になります。

プラン名 Light Business Corporate Enterprise
月額費用 11,000円 30,800円 お問い合わせ お問い合わせ
従量課金 220円/件 220円/件 お問い合わせ お問い合わせ
アカウント数 無制限 無制限 無制限 無制限
締結可能件数 無制限 無制限 無制限 無制限
電子署名
タイムスタンプ
〇 〇 〇 〇
相手方の
アカウント登録
不要 不要 不要 不要
文書保管検索機能 〇 〇 〇 〇
文書アップロード 〇 〇 〇
テンプレート機能 〇 〇 〇 〇
一括送信 〇 〇 〇 〇
承認権限設定 〇 〇
その他の主要な機能 ・英語、中国語での契約締結 ・英語、中国語での契約締結
・受信者ファイルアップロード
・監査ログ
・web API
・英語、中国語での契約締結
・受信者ファイルアップロード
・監査ログ
・web API
・IPアドレス制限
・アカウント登録制限
・英語、中国語での契約締結
・受信者ファイルアップロード
・監査ログ
・web API
・IPアドレス制限
・アカウント登録制限
・複数部署管理
サポート チャット 電話サポート 電話サポート
専任の担当によるサポート
電話サポート
専任の担当によるサポート

お試しフリープランもあり

4つのプランにプラスして「お試しプラン」が利用できるのが、クラウドサインの特長です。最低限の契約締結業務を行うことに特化したプランで、無期限で使えます。

登録できるユーザー数は1名のみで、1カ月の送信上限数は 3件までとなっています。

クラウドサインの導入が向く会社

小規模の会社から大企業まで導入事例の多いクラウドサイン。口コミや導入事例を見ていると、100人以上の大規模な企業でこそクラウドサインならではの機能が活用できると言えます。次のようなニーズのある会社は、クラウドサインが向くでしょう。

高いセキュリティ基準を守る必要がある

電子署名を安全に行うためのセキュリティのほか、クラウドサインの上位プランでは、社内管理体制に不可欠な内部統制とセキュリティ対策が駆使されています。そのため、高いセキュリティ基準を満たすのが大前提である大手企業、大規模な企業グループにも十分な対応が可能です。

電子契約の業務設計・運用支援サポートなど導入コンサルティングを利用する大手企業の導入事例が多いのも、セキュリティ対応が支持を集めていることがうかがえます。

自社業務システムと連携させて効率化したい

すでにSalesforceやkintoneなどのシステムを活用している企業なら、クラウドサインとの連携もスムーズです。日常使用するシステムの機能をそのまま、契約業務でも活用できるでしょう。契約業務に関わる社員が多く、人為的なミスを防ぎたい場合にもシステム連携は高い効果を発揮します。

文書管理をラクに一元化したい

電子契約サービスの大きな課題が、従来の紙の契約書の存在です。新たに作成する電子契約書を含め、混在する書類の管理や保管の苦心する企業も多いはずです。

クラウドサインを導入した場合、ビジネスプラン以上では月に1000件までの書類アップロードが可能です。そのため過去の契約書も含めて一元管理ができるメリットがあります。紙で作成した契約書も電子化できるため、トータルで検索が可能になります。

契約書を探す時間も削減でき、管理の手間を大幅に減らすことができたとの意見も聞かれました。

クラウドサインの導入が向かない会社

大規模な企業での導入事例、口コミは高評価が多い一方、月の契約数が少ない小規模・中小企業では、高コストになることが予想されます。次のような会社は、クラウドサインは向かないでしょう。

月の契約数が4件以上あるが、ランニングコストは抑えたい

クラウドサインでは、月の契約数が3件までなら無料のフリープランを活用できます。ただし4件以上になると、月額11,000円のライトプランに移行しなければなりません。4件以上の取引があれば割安な反面、4件程度の場合は1件あたり2970円と割高になってしまいます。

毎月4~100件の契約の場合、クラウドサイン以外にも月額料金が安く、従量課金のないサービスが多数あります。自社の状況、取引件数などを加味し、比較検討して選ぶことをおすすめします。

クラウドサインの口コミ・評判

MAさん(運輸業)

月間契約締結数 月に5件〜10件程度
上場区分 未上場
従業員規模 101名~300名
役職 一般社員
年齢 20代
性別 女性

回答いただいたサービスの導入理由・決め手

コロナが流行ったことが原因で、対面で契約を交わすことが難しくなってきました。最初は郵送で契約書をやり取りしていたのですが、途中で何かがあっても確認が取れず、また往復すると最低でも2日以上は時間が掛かってしまうので、改善策として電子契約を取り入れました。
クラウドサインなら契約書をメールでやり取りするため、時間の節約に繋がるのではないかということと、電子契約の中でもよく使われているサービスなら安心であるということで導入しました。

満足している点

メールでのやり取りになるので、対面や郵送の時よりも遥かに早く契約を交わせるようになりました。何かあった際もすぐに確認できるなど、大幅に時間をカットすることができて良いです。
また、今までのよくに契約書をファイリングして何かある度に探す必要もなくなりました。

不満点・改善点

新しく契約を結ぶことになった際に、電子契約を導入していない会社からは、書面での契約書を交わすように要求されることがあります。
電子契約と今まで通りの契約と2パターンになってしまうと管理も面倒くさいため、どうにかならないかなと感じています。
また、メールで契約書を送ると、他の社員にも見られないのか不安が残ります。

導入で得られた効果

対面でも30分以上、郵送から2日以上掛かっていた契約を交わすための時間が、大幅にカットされ時間の節約に繋がりました。
パソコンの中でPDFファイルとして保存していますが、書類としてまとめていた今までと比べると、圧倒的に探しやすく管理がしやすくなりました。

YUさん(文筆業)

月間契約締結数 年間2~5件程度
上場区分 個人事業主
従業員規模 1~10名
役職 個人事業主
年齢 40代
性別 女性

回答いただいたサービスの導入理由・決め手

  • 無料でも月5件まで利用できること。他のサービスでは無料だと月1件しか契約できないところもあるため。
  • サービス名を以前から知っていたので安心感があった。無名のサービスだと、口コミなどを調べる必要があるので、知っているところを選んだ。

満足している点

  • 無料のままで、取り交わした契約書をクラウド上に保存しておけること。
  • 操作が直感的にできたこと。あらかじめ用意しておいたPDFの契約書をアップロードし、入力位置や押印位置の指定をすることが簡単にできた。

不満点・改善点

  • 無料だと月5件までしか利用できないこと。現状の利用状況なら不満はないが、今後契約する機会が増えれば、他のサービスとの併用も考えなければいけない。
  • 契約書を送るために、相手のメールアドレスを聞かなければいけないこと。

導入で得られた効果

  • 外注先との契約を簡単に結べた。アナログ(紙)の契約より手軽にできる。
  • クラウドサインを使わずにメールなどでPDFやWordの契約書をやり取りする契約方法と比べると、セキュリティ面でも安心できた。改ざんの心配がない。

SHさん(情報通信業)

月間契約締結数 5件
上場区分 上場
従業員規模 501名~1000名
役職 管理職
年齢 30代
性別 男性

回答いただいたサービスの導入理由・決め手

毎月数件の契約の業務を行っていますが、2部製本して、郵送で対応してと、契約までのリードタイムが長かったのですが、クラウドサインを利用することで、メールを送るだけで良くなったので時間が短縮できることが決め手の一つとなりました。

満足している点

  • 郵送のコストや、印紙代のコストが削減できる点です。
  • 契約書の原本を紙媒体で保存していましたが、クラウドサインのデータに残るので、原本を保存する必要がなくなったのと、案件の検索も出来るので、案件管理が楽になりました。

不満点・改善点

  • メールアドレスの相違があって送信が出来なかった場合に契約まで至らなくても送信ごとに費用が掛かってしまう点です。
  • 他社からの電子契約の場合に、クラウドサインでない電子契約を締結した場合に、システムを連動することが出来ず、管理が乱雑になってしまう点です。

導入で得られた効果

  • 郵送のコストと印紙代のコストとを、基本料金や1送信当たりの費用と比較して、コスト削減につながっていることです。
  • 製本する手間や、郵送したり、保管したりする業務の手間を省くことができたので業務効率がアップしています。

NAさん(情報通信業(人材サービスシステム開発))

月間契約締結数 20件
上場区分 未上場
従業員規模 101名~300名
役職 一般社員
年齢 40代
性別 女性

回答いただいたサービスの導入理由・決め手

  • 書面契約書の締結を推進していましたが、契約先からクラウドサインの使用を求められることが増えたため
  • 他サービスより直感的に使用しやすい仕様と思ったから
  • 日本国内では最も浸透しているクラウドサインと思われたため

満足している点

マニュアルを読み込まなくても、視覚的に操作がわかるので、就業先のルールに従って双方の承認者、印章の指定するだけでPDFの双方押印完了するので大変楽です。
契約書保管も情報入力でき、検索しやすいので満足しています。

不満点・改善点

印章がないと締結不備と間違った認識をしている会社があり、困りました。
公式サイトに英文マニュアルがありますが、全文英語対応していないので、海外に伝わりにくい操作などがありました。
海外に普及していないので、海外展開を強化していただきたいです。

導入で得られた効果

  • 書面締結、郵送、保管の手間とコスト削減できたことが最大です。人件費が抑えられます。
  • 契約書保管が紙から移行できたら、さらに効果が得られます。
  • 印紙代のコストも削減できると思いますが、まだ紙契約も残っています。

A社

最低2日はかかっていた契約締結が、1~2時間程度で完了しています。印刷、押印、コピー等の作業がなくなったことで大幅な業務削減につながりました。

B社

同じ類型の書類を大人数に送る際には、一括送信機能を使えば個別に変えたい情報(氏名や条件など)をCSVで流しこむだけで全員分の書類が完成するので、あとは送信するだけです。進捗状況を簡単に確認でき、未締結者にボタン一つでリマインドメールを送れるのもとても便利な機能です。以前は締結状況の進捗管理を別で行う必要がありましたが、クラウドサインを導入してからはシステム内で管理でき、とても手軽になりました。

この記事のまとめ

クラウドサインは、弁護士監修の安心感と万全のセキュリティ体制が評価され、国内シェアトップを走る電子契約サービスです。

契約締結から契約書の管理までワンストップで行える便利な機能を持ち、外部のさまざまなシステムとの連携もスムーズに行えるのも利点です。多数の取引があり、契約業務に多くの人間が関わる大きな企業には適した契約サービスでしょう
しかし、月の契約数が4件以上で有料プランに移行する必要があり、取引数が少ない中小企業では割高になってしまいます。自社の契約数が毎月4~100件とそれほど多くない場合は、リーズナブルな別のサービスも多数存在します。比較検討して選ぶことを推奨します。

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