【電子契約徹底比較】2022年最新情報!ニーズ別におすすめサービスを詳しく比較紹介


2022年3月現在、日本国内でサービスを展開する電子契約サービスは30社以上。これだけ多いとサービスの選定が大変ですよね。

そこで、30社以上の電子契約サービスの中から、求めるニーズや企業規模、必要な機能などのポイント別におすすめの電子契約サービスを比較しました。 サービス選定にお役立てください。

※紹介しているサービスが偏っている印象を受けるかもしれませんが、類似サービスと比べて導入メリットが薄いと判断したサービスや、サービスの説明に不明な点が多く導入を検討しづらいと判断したサービスを除外した影響です。予めご了承ください。

ニーズ別おすすめサービス比較

「導入費用(コスパ)」「機能」といった電子契約に求めるニーズ別に、おすすめのサービスを比較しています。

コスパ・安さ重視の方におすすめの電子契約2選

安い電子契約サービス一覧

安さやコストパフォーマンスの良さで電子契約を選ぶ際は、「クラウドコントラクト」と「Freeeサイン(Lightプラン)」がおすすめです。
電子契約は基本料金に加えて契約数やユーザー数に応じた従量課金を設けていることが一般的ですが、これらのサービスはトータルでも月額1万円以下から導入することができます。

※ここに取り上げていない基本料金が安価な電子契約サービスは、隠れたコストが多いなどの理由でトータルで見ると安くないため除いています。

以下で各サービスの特徴や詳細を解説していますので、ぜひ参考にしてください。

クラウドコントラクト【使いやすさと安さで評判】

CloudContractのロゴ
月額基本料金 取引先の利用料
4,378円~ 33円/件
(月50件~100件まで無料)

クラウドコントラクトは中小企業や個人事業主に特化した電子契約サービスで、これらの事業者様が重視することが多い、コストの安さとすぐに使いこなせるわかりやすいサービス設計が特徴です。

タイムスタンプや電子署名といった法的効力やセキュリティに関する機能と、一括送信やワークフロー機能のような使用頻度が高いお役立ち機能をしっかりと備えつつ、無駄な機能を省くことで使いやすさと導入しやすい価格を両立しています。

Freeeサイン【ユーザー1人なら安い】

月額基本料金 取引先の利用料
980円~
(法人は4,980円~)
無料

個人事業主の方で月々の送信件数が10件以下の方はスタータープラン(月額980円)が利用できるので非常に安く導入できます。

法人の場合は料金が4,980円スタートとなり、クラウドコントラクトと比較して料金は高いですが、ライトプランを利用(=ユーザー数1人)で契約件数が月20件以内であれば1万円以下で利用できます。
クラウドコントラクトよりも連携機能といった機能が豊富な点が特徴です。

なお、ライトプラン以外のプランを使えば費用は高額になりますので、コストパフォーマンスや安さを重視する場合は、ユーザー数1人の場合にのみおすすめできるサービスです。ユーザー数が複数必要な場合はクラウドコントラクトのほうが適しています。

サポート重視の方におすすめの電子契約4選

サポート重視の方におすすめの電子契約4選

導入時や導入後のサポートの質を重視する方におすすめの電子契約サービスは「クラウドコントラクト」「GMOサイン」「CONTRACTHUB@absonne」「CLOUD STAMP」の4サービスです。
個人事業主や中小企業など、サポートだけでなくコストパフォーマンスも気にされる方はクラウドコントラクトを、大企業の方で予算には比較的余裕がある方はその他の3サービスから選ぶことをお勧めします。

以下で各サービスの特徴や詳細を解説していますので、ぜひ参考にしてください。

クラウドコントラクト【中小企業&個人事業主でサポート重視の方】

CloudContractのロゴ
月額基本料金 取引先の利用料
4,378円~ 無料

中小企業や個人事業主の方でサポート体制が充実している電子契約を探している場合は、クラウドコントラクトがおすすめです。

クラウドコントラクトは安さと使いやすさが特徴のサービスですが、公式サイト上のマニュアルに加えて、すべてのプランで電話・メール・チャットの3つのサポートが使用できる、他社と比較しても充実したサポートを用意しています。
ほかのサポートが充実している電子契約と比較して安価に導入できますので、中小企業や個人事業主の方には最適です。

GMOサイン【大企業で導入サポートが必要な方】

月額基本料金 従量課金
9,680円 立会人型:110円/件
当事者型330円/件

GMOサインは大企業や社員数が多いベンチャー企業で導入サポートを希望する方におすすめです。

GMOサインは自社に必要なオプション機能を組み合わせてオーダーメイドの電子契約を作って利用できる点が特徴のサービスで、そのオプションの1つとして専属担当者による導入支援サービスが用意されています。昨日の選定の相談にも乗ってもらえるため、導入前から並走してサポートしてほしい方に適しています。

CONTRACTHUB@absonne【大企業で導入サポートが必要な方】

CONTRACTHUBのロゴ
月額基本料金 重量課金
要問合せ 無料or有料

CONTRACTHUB@absonneは完全オーダーメイドで自社に必要な機能を備えた電子契約システムを用意してくれる電子契約サービスで、導入サポートも充実しています。

CLOUD STAMP【大企業でコンサルが必要な方】

CLOUD STAMPのロゴ
月額基本料金 従量課金
要問合せ 要問合せ

業界内で高い知名度を持つサービスである「クラウドサイン」を、導入時から運用開始後までコンサル付きで利用できる電子契約サービスです。

大企業で、運用開始後もいろいろ相談に乗ってほしい方に適しています。

一括送信機能がある電子契約3選

一括送信機能がある電子契約サービス一覧

作成した契約書を複数の相手に一括で送信する一括送信機能が用意されている電子契約サービスを5つご紹介します。

一括送信は、多数のアルバイト社員を抱えているといった人材の入れ替わりが激しい企業様や、多数の下請けや協業しているフリーランスが居る企業様には必須の機能です。
上記に該当しない場合でも、電子契約サービスは社内で従業員と締結する誓約書などの締結、回収にも使用できますので、使用できて損はありません。

クラウドコントラクト【高コスパで使いやすい】

CloudContractのロゴ
月額基本料金 従量課金
4,378円~ 33円/件
(月50件~100件まで無料)

最大30件までの送信先に契約書を一括送信する機能が用意されています。CSVファイルの流し込みのほか、送信画面上からメールアドレスを追加するだけでも使用できる簡単な仕組みになっているのが特徴です。

クラウドコントラクトは月額3,980円〜という導入しやすい価格と使いやすいシンプルなサービス設計がウリのサービスなので、使いやすさとコストパフォーマンスの良さを重視する方におすすめです。

クラウドサイン【高機能】

クラウドサインのロゴ
月額基本料金 重量課金
11,000円~ 220円/件

様々な機能が用意されている高機能な電子契約サービスで、CSVによる送信先の流し込みに対応した一括送信機能を利用できます。
高機能な反面、利用料金は10,000円~と高額なので、大企業の方におすすめです。

GMOサイン【基本機能に一括送信を用意】

GMOサインのロゴ
月額基本料金 重量課金
9,680円 立会人型:110円/件
当事者型:330円/件

立会人型と当事者型の両方の電子署名を利用できる電子契約サービスです。オプションの利用を前提にしたサービス設計になっていますが、一括送信機能は標準機能として用意されています。
大企業の方や当事者型の電子契約を利用したい方で、一括送信機能が必要な企業様におすすめです。

ワークフロー機能(稟議)がある電子契約5選

ワークフロー機能(稟議機能)がある電子契約サービス一覧

契約書の送信前に上司や決済者のチェックと承認を入れる稟議機能(ワークフロー機能)が使用できる電子契約サービスを○つご紹介します。

ワークフロー機能を使用すれば決済者の承認無しに契約書が送信されることが無く安全に契約作業を行えますので、使用できるサービスを選ぶのがおすすめです。

クラウドコントラクト【コスパ良好】

CloudContractのロゴ
月額基本料金 従量課金
4,378円~ 33円/件
(月50件~100件まで無料)

月額3,980円(税抜)という業界トップクラスのコストパフォーマンスの良さとシンプルで使いやすいシステムで知られる電子契約サービスです。中小企業や個人事業主の方に適しています。

クラウドサイン【高機能】

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月額基本料金 重量課金
11,000円~ 220円/件

数多くの機能を備えた知名度の高い電子契約サービスです。料金は月額10,000円+従量課金~と高額ですが、ワークフロー機能を含めて様々な機能が利用できます。
操作の覚えやすさよりも機能で電子契約を選ぶ方に適しています。

GMOサイン【セミオーダーメイドで機能充実】

月額基本料金 重量課金
9,680円 立会人型:110円/件
当事者型:330円/件

GMOサインは自社に必要な機能を個別にオプションで追加することでセミオーダーメイドの電子契約システムを作成できるサービスで、稟議機能は「セキュリティ・内部統制パック(月額55,000円)」というオプションで使用可能です。
機能が充実している点は前述のクラウドサインと類似していますが、GMOサインは立会人型の電子署名に加えて当事者型の電子署名も利用できるのが特徴です。高機能かつ高額なサービスなので、大企業の方に適しています。

Freeeサイン【高額】

月額基本料金 重量課金
50,000円~ 220円/件

クラウド会計ソフトなどで知られるFreeeの電子契約サービスです(※旧名=NINJA SIGN)。ワークフロー機能は「Proプラン(月額50,000円+従量課金~)」以上のプランで利用できます。

ペーパーロジック【ペーパーレス推進中の大企業向け】

Paperlogicのロゴ
月額基本料金 従量課金
22,000円~ 0円/件

電子契約による契約書の電子化を含む、社内の様々な紙の書類の電子化を行えるサービスです。ペーパーレス化を推進している大企業の方に適しています。

多言語対応している電子契約3選

多言語対応している電子契約サービス一覧

海外企業との取引が多い企業様や、様々な国や地域の出身者が在籍している企業様にとって重要なポイントである多言語対応の有無。日本語以外の言語に対応した電子契約サービスは、「クラウドサイン」「DocuSign」「Adobe Sign」の3つです。

海外発のサービスであるDocuSignやAdobe Signは海外企業にユーザーが多いため、海外との取引が多い企業はこれらを選ぶと円滑に活用できるでしょう。
一方で、公式サイトのわかりやすさや追加料金なしで使用できるユーザー数の量は国産サービスであるクラウドサインに軍配が上がるため、英語と中国語のみの対応で問題なければクラウドサインが適しているといえます。

以下で各サービスの特徴や詳細を解説していますので、ぜひ参考にしてください。

クラウドサイン【英語と中国語に対応】

クラウドサインのロゴ
月額基本料金 従量課金
22,000円~ 220円/件

国内の主要な電子契約サービスの1つであるクラウドサインは英語と中国語による契約の締結に対応しています。
後述する2サービスと比較して料金が安く、情報量も豊富ですので、これらの2言語のみが使用できれば問題ない企業様はクラウドサインがおすすめです。

DocuSign【44言語に対応した海外発サービス】

DocuSignのロゴ
月額基本料金 従量課金
10USD~
(法人は25USD~)
無料
(※送信上限数あり)

日本語対応している電子契約サービスで対応言語数が最大クラスなのがDocuSignです。対応言語数が44種類と圧倒的で導入企業も多いため、英語と中国語以外の外国語も使用する必要がある企業様はDocuSignが適しているといえます。

Adobe Sign【34言語に対応した海外発サービス】

Adobesignのロゴ
月額基本料金 従量課金
4,270円~ 無料
(送信上限数あり)

AdobeSignも対応言語数が34言語と、日本語対応している電子契約サービスの中では対応言語数が豊富です。しかし、前述のDocuSignのほうが対応している言語が多いため、多言語対応を軸に電子契約を選ぶ場合に選択するメリットは多くありません。

セキュリティ・コンプライアンスを最重視する方におすすめの電子契約サービス4選

セキュリティ機能充実の電子契約サービス一覧

どのような電子契約サービスにもパスワードによるログインといった基本的なセキュリティ機能は用意されていますが、大企業向けの電子契約サービスを中心に、2段階認証やIPアドレス制限といったより高度なセキュリティ機能を用意しているサービスもあります。

以下でセキュリティ機能が充実している電子契約サービスを4つご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

リーテックスデジタル契約【2要素認証を標準装備】

Le-Techsデジタル契約のロゴ
月額基本料金 従量課金
11,000円~ 無料

リーテックスデジタル契約は全プランで2要素認証を使用でき、最上位プラン(プレミアムプラン)ではIPアドレス制限機能も利用できます。また、電子債権記録が5~20件無料で行える機能も備えています。

料金が月額11,000円〜とセキュリティ機能が充実している電子契約サービスの中では比較的低コストで導入できるサービスですので、セキュリティ機能を重視しつつ、料金も抑えたい方はリーテックスデジタル契約がおすすめです。

クラウドサイン【2要素認証を標準装備】

クラウドサインのロゴ
月額基本料金 従量課金
11,000円~ 220円/件

クラウドサインでは全プランで2要素認証を利用でき、最上位プラン(エンタープライズプラン)ではIPアドレス制限機能とシングルサインオン(SSO)機能も利用できます。

月額11,000円+従量課金~と、前述のリーテックスデジタル契約と比較して料金は高いですが、一括送信やAPI連携(※月額22,000円~のプラン限定)といった機能面はクラウドサインのほうが充実しているため、セキュリティ以外の機能も重視する方にはクラウドサインが適しています。

GMOサイン【セキュリティ機能充実】

GMOサインのロゴ
月額基本料金 従量課金
9,680円 立会人型:110円/件
当事者型:330円/件

GMOサインには閲覧制限機能とワンタイムパスワードによる認証を行う機能が標準装備されているほか、「セキュリティ・内部統制パック」及び「本人確認パック」というオプションを導入することで様々なセキュリティ機能を使用できるようになっています。
具体的な機能としては、「IPアドレス制限」「送付先のメールアドレス制限」「シングルサインオン(SSO)による認証」「身分証のアップロード」「SMSへの契約書送信」などがあります。

GMOサインは、月額9,680円の基本料金に用意されている様々なオプション機能を組み合わせて利用できる、セミオーダーメイドの料金体系が特徴です。セキュリティ機能もリーテックスデジタル契約やクラウドサインよりも豊富であるため、より強固なセキュリティ対策を行いたい方や、自社に必要な機能だけを使用したい方に適しています。

CONTRACTHUB@absonne【オーダーメイドでセキュリティ機能を搭載可能】

CONTRACTHUBのロゴ
月額基本料金 従量課金
要問合せ 要問合せ

CONTRACTHUB@absonneは導入企業のニーズに合わせて機能をカスタマイズしたオーダーメイドの電子契約を提供しており、画一的な機能ではなく、自社のニーズに合わせたセキュリティ対策やコンプライアンス強化に必要な機能を搭載可能です。

連携機能を重視する方におすすめの電子契約サービス3選

連携機能がある電子契約サービス一覧

ほかのITサービスや自社システムと連携させ、業務全体のIT化や業務効率化を実施したい企業様におすすめの電子契約サービスを5つご紹介します。
いずれも利用料金が高額であるため、主に大企業の方に適したサービスです。

以下で各サービスの特徴や詳細を解説していますので、ぜひ参考にしてください。

クラウドサイン【連携機能豊富】

クラウドサインのロゴ
月額基本料金 従量課金
11,000円~ 220円/件

クラウドサインはWEB APIが利用可能な「コーポレートプラン(月額基本料金30,800円(税込))」以上のプランで連携機能を提供しています。

連携機能は自社システムなどとAPI連携を行える「WEB API」と、クラウドサインが提携している他社のクラウドサービスと連携が行える「外部連携機能」に分かれています。
WEB APIは自社でシステムに組み込めば追加料金なしで利用可能で、外部連携機能は連携するサービスによって追加料金や初期費用が異なります。外部連携機能の対応サービスは100以上に及び、Freee(クラウド会計ソフト)やセールスフォース(営業支援システム)など、多種多様なサービスと連携が可能です。

連携機能に関する詳しい仕様や料金は問い合わせが必要なケースが多いため、連携機能を重視されている方や、特定のサービスと連携させたい方はあらかじめ問い合わせておくことをおすすめします。

なお、クラウドサインでは当事者型の電子署名は利用できない(立会人型限定)ため、当事者型の電子署名を利用したい方は後述するGMOサインやコントラクトハブといったサービスをご検討ください。

GMOサイン【オーダーメイドで柔軟】

GMOサインのロゴ
月額基本料金 従量課金
9,680円 立会人型:110円/件
当事者型330円/件

GMOサインはオプションの「セキュリティ・内部統制パック(月額55,000円)」とAPI連携料金(月額11,000円)を契約することで、外部サービス連携と自社システムとのAPI連携が可能となります(初期費用は別途発生)。
連携可能な外部サービスにはKintoneやsalesforce、LegalForce(契約書レビューシステム)などがあります。

GMOサインは連携機能を含む多くの機能をオプションで追加する仕組みになっており、セミオーダーメイドという形で自社に合った電子契約システムを作成して使用できますので、自社に必要な機能のみを使用したい方に適しています。
立会人型と当事者型の両方の電子署名が利用できるため、必要に応じて使い分けたい方や当事者型の電子署名を利用したい方にもおすすめです。

CONTRACTHUB@absonne【オーダーメイドで機能設計可能】

CONTRACTHUBのロゴ
月額基本料金 従量課金
要問合せ 要問合せ

CONTRACTHUB@absonne(コントラクトハブ)は完全オーダーメイドの電子契約サービスです。自社のニーズに応じた電子契約システムをイチから作成して提供してくれますので、外部サービスとの連携や自社サービスとの連携も必要に応じて行えます。

また、コントラクトハブは立会人型と当事者型の電子署名の両方が利用できることに加えて、法律による規制から電子契約導入に特別な対応が必要である不動産業界と金融業界向けに、それぞれ「KENCHUB@absonne(建築・不動産業界向け)」「FINCHUB@absonne(金融業界向け)」という専門の電子契約サービスも提供しているため、これらの業界の方も利用できるという特徴もあります。

電子契約を選ぶポイント

費用対効果と導入費用・機能と適合性

電子契約サービスの利用料は月額数千円~数十万円以上と様々ですので、費用対効果や導入費用は必ず検討材料に含めるべきです。
高機能なサービスほど利用料も高額になる傾向にありますので、あらゆる機能を盛り込むのではなく、自社にどのような機能が必要なのかを検討し、自社の用途やニーズと適合しているサービスを選ぶようにしましょう。

費用対効果を考える注意点としては、印紙税や郵送費用といった目に見えるコストだけに着目するのではなく、作業時間の削減といった業務効率化の面にも目を向けるようにしましょう。身の丈に合わない高額なシステムを導入することは推奨できないためコストへの意識も大切ですが、業務効率化による人件費の削減やコア業務への注力による売り上げ拡大といった恩恵も期待できますので、費用と機能のバランスはよく検討してください。

使いやすさ【社内や取引先の説得と定着に重要】

使いづらいサービスは社内での利用が進まず定着しないリスクがあるほか、社内や取引先から電子契約の導入の理解を得る妨げになります。よって、直感的な操作で使い方が理解できる、サービスの使いやすさも重要なポイントです。

使い勝手を確認するもっとも良い方法は実際に使ってみることであるため、各電子契約サービスが提供している無料のお試しに登録してみましょう(※実施していないサービスや期間が定められているサービスがある点には注意が必要です)。

安全性【法的効力の担保とセキュリティ】

電子契約では、締結した契約書の法的効力の担保や不正ログイン及び不正な契約締結への対策として、主に以下のような技術が使用されています。

  • タイムスタンプ(必須)
  • 電子署名(必須)
  • 電子証明書(より高度なセキュリティを求める場合・高額)
  • 2要素認証(より高度なセキュリティを求める場合・高額)
  • IPアドレス制限(より高度なセキュリティを求める場合・高額)
  • 本人確認書類の添付(対応サービス少・高額)

これらのうち、必須であるものが「タイムスタンプ」と「電子署名」です。
タイムスタンプは「契約書がいつ締結されたか」を、電子署名は「誰がどの契約書を締結したか」を証明するものであり、これらが無いと契約書の証拠能力が認められにくくなるため、必ず対応しているサービスを選びましょう。

「電子証明書」「2要素認証」「IPアドレス制限」はより高度なセキュリティを求める場合に使用する機能ですが、対応しているサービスは利用料が高額である場合が多いため注意が必要です。大企業では使用されることが多いですが、中小企業や個人事業主には負担が大きいため、本当に必要かどうかよく検討しましょう。

【迷ったらココ!】主要な電子契約4社

ここまで様々なニーズ別におすすめのサービスを比較してきましたが、数が多すぎてどれを選べばよいかわからなくなった方も多いと思います。
そのような方におすすめしたい、とりあえず押さえておくべき主要な電子契約サービスを4社ご紹介します。

1.クラウドコントラクト【コスパ高く中小企業に最適】

CloudContractのロゴ
無料お試し 対象 取引先の利用料
あり 個人
法人
無料
月額料金 4,378円~8,228円
従量課金 33円/1件
月50件~100件まで無料
送信数上限 なし
アカウント数 5人~10人まで無料
追加=550円/人
サポート
  • 電話
  • メール
  • チャット
  • 必要な機能が全て揃って最安値だから中小企業や個人事業主向け
  • シンプルで使いやすいシステムなので導入しやすい
  • 従量課金が一定数まで無料
  • サポートが充実している

クラウドコントラクトは個人事業主や中小企業に最適化された電子契約サービスで、ITに慣れていない人でも使いこなせるシンプルなサービスを業界最安クラスのお手頃価格で提供しています。

月額料金が安いことはもちろん、従量課金も月々50件~100件までは無料であるため、大量に契約を行う方以外は1万円以下で利用できる非常にお手頃なサービスです。仮に送信数を超過しても、追加の従量課金は1件33円と安価なのでコストを大きく抑えられます(従量課金の相場は1件220円)。

また、タイムスタンプや電子署名といった必要な機能はしっかりと揃っているので安心して利用できます。サポート体制も充実しており、メールだけでなく電話やチャットでも質問できる点も魅力です。

以上の理由から、個人事業主や中小企業の方にはクラウドコントラクトをおすすめします。

2.クラウドサイン【幅広い規模の企業で使える】

クラウドサインのロゴ
無料お試し 対象 取引先の利用料
あり 個人
法人
無料
月額料金 11,000円~
従量課金 220円/1件
送信数上限 なし
アカウント数 無制限
サポート
  • 電話(上位プランのみ)
  • メール
  • 中堅企業~大企業まで使える機能と料金設定
  • 外部連携機能が豊富
  • 社内のユーザー数が無制限
  • 中小企業と個人事業主には不要な機能が多すぎるかも

クラウドサインは、契約の締結機能だけでなく、契約書の管理を効率化する機能や外部サービスとの連携機能も用意されている高機能な電子契約サービスです。また、全てのプランでユーザー数が無制限であるほか、料金も数万円~数十万円以上と幅があり、様々な規模の企業に対応できるようになっています。

中堅企業や大企業の場合、契約に携わる担当者が多数おり、(連携させることで効率化が見込める)電子契約以外の業務効率化サービスも導入していることが多いと思われますので、そのような企業に適しているといえます。
一方で、高機能であるがゆえに料金が高額であるため、個人事業主や中小企業の方にはおすすめできません(使用しない機能が多くなると考えられます)。

なお、クラウドサインは上位プラン以外では電話によるサポートが利用できないため、パソコンやIT機器の操作に不安がある方はご注意ください。

3.【セキュリティ最重視の企業向け】GMOサイン

GMOサインのロゴ
無料お試し 対象 取引先の利用料
あり 個人
法人
一部有料
月額料金 9,680円~
従量課金 110円~220円/1件
送信数上限 なし
アカウント数 無制限
サポート
  • 電話
  • メール
  • オプションの利用で業界トップクラスのセキュリティ対策が可能
  • 身元確認付きの電子署名が使える
  • オプションを含めると料金は高め
  • 大企業などでセキュリティ対策を最重視している企業に最適

GMOサインは契約書の送信者と受信者の双方に本人確認を行ったうえで契約を締結できる身元確認付きの電子署名を提供していおり、ほかの電子契約サービスと比べてより安全に契約できるようになっています。
また、IPアドレスによるアクセス制限機能、画像添付による身分証確認機能といったセキュリティ対策のオプションも豊富です。

これら機能がなくともタイムスタンプがあれば電子契約に法的効力は認められるため、他の電子契約サービスのセキュリティレベルが低いわけではありません。しかし、大企業などセキュリティ対策を非常に重視しており、そのためにお金をかけられる会社にはGMOサインがおすすめです。

なお、GMOサインは高度な機能をオプションとして提供しているため、様々なセキュリティ対策を行う場合は料金が高額になる点には注意が必要です。

4.【海外との取引が多いなら】DocuSign

無料お試し 対象 取引先の利用料
あり 個人
法人
無料
月額料金 10ドル~(法人は25ドル~)
従量課金 なし
(年間100件を超えると発生)
送信数上限 100件
アカウント数 1人
(1人追加ごとに費用が発生)
サポート
  • 不明
    ※当サイトが問い合わせた際はメールも電話も応答なし
  • 世界各国で利用できるため海外企業との取引が多い企業に向いている
  • サポート体制が整っていない
  • 公式サイトの文章がわかりづらい
  • 問い合わせへの応答がない

世界各国でサービスを展開している大手の電子契約サービスです。海外企業との契約に利用できるため、海外との取引が多い企業に適しているといえます。

一方で、外資系企業のWEBサービスにありがちなケースですが、日本語対応にしているページが主要なページに限られているため、トラブルや不具合の際に自力で解決策を見つけるのが国産のサービスと比べて難しいです。また、日本語になっている文章も独自用語を多用した難解なものが多く、公式サイトから情報を得るのが難しい、日本語及び国内拠点での電話サポートがないといったデメリットもあります。

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