2025年03月27日2025年03月31日
電子契約の導入を考えているものの、選び方や各サービスの違いが分からずなかなか導入に踏み切れない方や、現在すでに電子契約を導入しているものの、利用している電子契約サービスの価格高騰により、サービスの乗り換えを急遽決めなければならない方も多いかと思います。
特に個人事業・中小企業では、電子契約サービスの利用に大きくコストをかけることが難しい場合も多いため、当記事では、電子契約の選び方の基本から、電子契約に「安さ」を求める場合の選び方やチェックポイント、また、月額3,000円以内で安く利用できる電子契約サービスもご紹介します。
電子契約サービスの選び方の基本
電子契約を導入する際、まずは、電子契約を導入する目的(コスト削減/業務効率/その他社内体制の改善など)を明確にすることが重要です。電子契約導入の目的が明確でないと、比較検討が難しく、導入後にコスト面目的から欲しい機能や予算を決めると、候補のサービスのピックアップや比較検討がスムーズに進みます。
基本機能が揃っていて安く使える電子契約の探し方
現在は、基本無料で使える従量タイプのものから、月額や年額の固定費のタイプの電子契約まで、料金形態も利用料金も機能も様々な電子契約サービスが提供されているため、目的が曖昧だと、自社に合う電子契約を選ぶのが非常に難しくなってしまいます。
安い電子契約サービスを選ぶ際のチェックポイント
価格重視で安い電子契約サービスを選ぶ場合、当たり前ではありますが、まずは料金プランを確認します。その次に、電子契約に必須の機能や、自社が求める機能揃っているかを確認します。サービスによっては、料金プラン等に掲載されている金額がサービス利用費のみとなっており、利用費とは別に、初期費用や1通毎の送信料金、締結1件毎の料金が発生しないかなど、細かに確認する必要があるため、以下では、電子契約サービスを選ぶ際のチェックポイントをご紹介します。
1.電子契約を導入する際の予算を決めておく
電子契約は無料で使えるものから有料のものまで幅広くありますが、基本無料であっても、永久に完全無料で使うことは難しい場合がほとんどです。何等か費用が発生することを想定し、年間の予算を決めておくことをおすすめします。
予算の決め方については、紙の契約をした場合にかかる費用となる「印紙税」「郵送費」「人件費」などをベースに、計算すると良いでしょう。
●1ヶ月あたり10件程の契約の場合の計算 例
・印紙税:400円(10万円~50万円の契約)
・郵送費:250円(印刷/封筒/切手等)
・人件費:580円(東京都最低賃金/30分程を想定)
=1,230円×10件
=1ヶ月あたりの予算:12,300円以内 等
2.基本プランの料金内で多様な機能を利用できるか
いくつか予算内で使えそうな電子契約サービスをピックアップしたら、まずは、基本料金がどのような料金形態(固定・従量など)となっているか、また料金プラン内で、電子契約に必須の機能である電子署名やタイムスタンプの付与機能が含まれているか必ず確認しましょう。
電子署名やタイムスタンプの付与が追加料金になっている場合は、契約締結の都度+の料金がかかる形となってしまうため、特に注意が必要です。
その次に、基本プランに含まれるその他機能を確認し、自社が求める優先度の高い機能があるかチェックすると、比較検討がスムーズになります。
3.オプションになる機能や追加料金があるか
基本的には、基本プランの月額や固定費内で求める機能がすべて揃っていればベストですが、求める機能が基本プランにない場合は、オプションや追加料金を確認しましょう。
特に月額や固定費が0円(無料)~1,000円以下となっている場合は、月額や固定費用が安いかわりに締結毎の料金や、保管料が別途必要になるなどもあるため注意が必要です。
●オプション料金確認時のチェック項目
- ・送信料金(1送信あたりの送信費など)
- ・締結料金(1件あたりの締結費・電子署名やタイムスタンプ付与費など)
- ・文書保管料金(サービス内での保管・ストレージ利用費など)
- ・締結文書のダウンロード料金(1通あたりのダウンロード費など)
- ・その他、欲しい機能の追加料金
4.初期費用の有無を確認する
おおよそのクラウド型の電子契約サービスの場合は、初期費用は発生しない場合が多いですが、初期設定や導入サポートに料金が発生する電子契約サービスも存在するため、ホームページや資料などで初期費用についての記載が無いか確認しましょう。
初期費用ありで価格が掲載されていない場合は、見積もりが必要となる場合が多いため、気になる電子契約に価格不明の初期費用がある場合は一度見積もりをとることをおすすめします。
5.電子帳簿保存法に準拠した保存が可能か確認する
電子契約で締結した書類(電子取引)に関しては、電子帳簿保存法に準拠した保管が求められるため、電子契約サービス内での保管を想定している場合は、システム内で以下の保管ができるか確認しましょう
1.真実性の確保ができるか
電子署名やタイムスタンプが付与され文書の訂正や削除の確認・防止機能があるか
2.可視性の確保ができるか
システム概要書や操作案内資料を備え付けられるか・PDFなどで提供してもらえるか
締結書類を印刷することができるか
3.複数条件での検索機能の有無
取引年月日・取引金額・取引先名等で検索できる機能があるか
基本的に、電子契約として提供されている有料のサービスの場合は、電子署名・タイムスタンプの付与やサービス内での保管・検索機能が備わっている場合が多いですが、無料~月1,000円以内の格安のサービスの場合は、電子署名やタイムスタンプ、検索機能、保存機能・保存期間などに制限があることが多いため、しっかり確認しましょう。
※電子契約サービス内での保管を想定していない・自社の環境での保管を想定している場合は、実性の確保が可能かを電子契約サービスで確認し、可視性の確保、検索機能は自社で対応できるかを確認します。
月額3,000円以内で使える電子契約サービス3選
今回は実際に、上記のチェックポイントをふまえ、電子契約に「安さ」と「使いやすさ」を求める場合で条件を決め、実際に電子契約を探してみました。
- ・電子契約導入の目的 :契約コストの削減
- ・予算(1ヶ月あたり) :3,000円以内
- ・月間平均的契約数 :月10件程(年間100~120件想定)
- ・要望や欲しい機能 :自社・契約相手共に使いやすいもの
できるだけ追加料金なく使えるもの
初期費用0円
電子署名(またはタイムスタンプ)機能
操作サポートあり
eformsign | freeeサイン | クラウドコントラクト | |
---|---|---|---|
プラン名 | チャージ型 | 個人事業主向け スタータープラン |
スタータープラン |
利用料金 (税込) |
1件あたり 132円 |
1月あたり 1,078円~ |
1月あたり 2,178円~ |
締結可能数 | 無制限 | 10件 | 10件 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
電子署名 | ![]() |
![]() |
![]() |
タイムスタンプ | ![]() |
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|
書類保管機能 | ![]() |
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![]() |
書類検索機能 | ![]() |
![]() |
![]() |
サポート | ![]() |
![]() |
![]() |
月10件締結した 場合の合計費用 |
2,420円 ※月10件以内の利用の場合 |
1,078円 ※年間契約/支払の場合 |
2,178円 ※年間契約/支払の場合 |
【少数の契約で使うなら】eformsign
eformsign(イーフォームサイン)は、日本フォーシーエス株式会社が提供する時間や場所を問わず電子文書を作成・送信できるクラウド型電子契約サービスです。
1送信毎のチャージ型の料金プランが用意されているので、必要なときにチャージして必要なだけ手軽に使うことができる点が魅力です。
月10件締結する場合には、2,420円から利用することができます。
(※1送信132円+電子署名・タイムスタンプ追加110円)
月毎の契約締結数が少ない場合や、契約数が月によってばらつきがある場合にも、契約件数に応じた無駄のない費用で利用することができますが、締結数ではなく送信数でチャージしたした件数が消費されるので、誤送信を行わないよう注意が必要です。
【文書の保管は自分で】freeeサイン
freeeサイン(フリーサイン)は、人事労務や会計ソフトなどでも知られるフリー株式会社が手掛ける契約業務を楽にすることを目的とした多彩な機能を持つ電子契約サービスです。
料金プランは個人事業主向けと法人向けで各3プランずつ用意されています。
個人事業主向けのプランは、電子署名がありませんがタイムスタンプは料金内で付与可能で、電子契約に必須の機能も揃っており、弁護士作成の公式テンプレートの利用もできる点も魅力です。文書の保管機能がないため、電子帳簿保存法に準拠した契約書の保管は自身で行わなければなりませんが、保管機能は求めていないという個人事業主あれば、月10件以内の契約締結で1月あたり1,078円~という低価格での利用が叶うサービスとなっています。
【追加料金を気にせず使える】クラウドコントラクト
クラウドコントラクトは、クラウドコントラクト株式会社が提供するクラウド型の電子契約サービスです。シンプルなシステムではあるものの、機能は全プラン共通で電子契約に必要な機能が揃っており、電子署名・タイムスタンプの付与機能や、締結後の文書保管機能込みの電子契約サービスの中では、特に安い価格で提供されています。
最安値のスタータープランでも電話サポートを利用することができるため、はじめて電子契約を導入する場合でも安心です。
また、立会人型の電子契約には珍しく、電子署名・タイムスタンプの付与費用が固定費に含まれているため、1送信毎の送信料金も発生せず、締結数の上限を超えない限り、追加料金なくプラン料金のみで利用できる点が魅力です。
月10件以内の締結であれば、追加料金なく、1月あたり2,178円から利用することができます。
無料で試せる電子契約サービスはある?
今回比較した電子契約サービスのいずれも無料トライアルが用意されています。
公式サイトからトライアルの申し込みができるので、自社の条件にあうサービスがあれば、導入前に実際の操作を試すことをおすすめします。
他、無料トライアルや無料プランのある電子契約サービスは、以下記事でも紹介していますので、ぜひご参考頂ければ幸いです。
まとめ – 最適な電子契約サービスを選ぼう!
今回は、電子契約サービスの選び方の基本から、価格という軸で探す場合のポイント、実際に価格重視で探した 月3,000円以内で使える電子契約サービスを3つご紹介しました。
現在、数多くの電子契約サービスが提供されていますが、それぞれのサービスで、プランに含まれる機能も、料金形態も異なるため、比較検討の参考になれば幸いです。
当サイトでは電子契約に関する様々な情報を掲載していますので、電子契約の導入をご検討中の方は、以下記事もぜひご覧ください。
おすすめ電子契約3選
01操作が簡単で安い!クラウドコントラクト

中小企業や個人事業主向けの電子契約サービス。業界最安値クラスの導入しやすいお手頃価格と、操作が簡単ですぐに使いこなせるシンプルな機能が特徴です。
対象 | 月額料金 | プラン数 | お試し |
---|---|---|---|
個人 法人 |
2,178円~ | 3個 | 無料 |
02高機能な有名サービスクラウドサイン

業界内で高い知名度を持つサービス。大手企業のニーズに答える豊富な機能をそろえています。
対象 | 月額料金 | プラン数 | お試し |
---|---|---|---|
個人 法人 |
11,000円~ | 4個 | 無料 |
03カスタマイズ機能が豊富GMOサイン

オプション機能が豊富で、自社のニーズに合わせて機能をカスタマイズできるサービス。主に大企業向け。
対象 | 月額料金 | プラン数 | お試し |
---|---|---|---|
個人 法人 |
8,800円~ | 4個 | 無料 |