2023年12月04日2024年11月21日
【無料の電子契約サービス】失敗しない選び方とは?おすすめ10選を比較
電子契約サービスとは、PDFなど電子化した契約書に電子署名を行うことで、契約締結のプロセスを完了できるクラウドサービスのことです。サービスの活用により、電子契約書の作成から保管までトータルに行えるため、スピーディで効率よく業務が行えるメリットがあります。使用感をチェックするなら、電子契約サービスの無料プラン、無料お試しサービスの利用がおすすめです。この記事では無料で使えるおすすめの電子契約サービス10社の特徴と選び方のポイントについて詳しく解説します。
無料で使える電子契約サービスとは?
無料で使える電子契約サービスとして、基本料金が無料のサービス、電子契約サービスの利用は有料で無料プランが付帯しているもの、有料の電子契約サービスを限定的に使えるお試しプランの3種類に分けられます。
基本料金が無料のサービスの中には、なんらかの制限がある場合もあるため、注意が必要です。また2つめの無料プランがついているサービスでは、利用期間は無制限なものの、送信できる契約書の件数やアカウント数などに一定の上限が設けられているケースが多くなっています。月間契約数が多く、文書管理や業務の効率化まで行いたい企業には適さない可能性があります。
3つめのお試しプランが付帯するサービスの場合、トライアル期間が設けられており、期間中であれば、有料サービスの機能を無制限に使えるサービスがほとんどです。有料版への移行を視野に入れて選ぶなら、実際の機能を試せるメリットは大きいでしょう。
無料で使える電子契約サービスを一覧表で比較
ここからは、期間の制限がなく無料で使える電子契約サービスのおすすめ8社の一覧をわかりやすく比較してご紹介します。試してみる際のポイントとなる文書保管や効率化の機能の違いについても項目別に記載しています。次の項目で「チェックポイント8」として解説しますので、実際に比較してご覧ください。
無料プラン・お試しサービス比較表
サービス名 | ベクターサイン | クラウドコントラクト | 電子印鑑GMOサイン | グレートサイン | クラウドサイン | WAN-Sign | CoffeeSign | freeeサイン | 契約大臣 | BtoBプラットフォーム契約書 | マネーフォワードクラウド契約 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
利用可能期間 | 1か月 | 2週間 | 無期限 | 無期限 | 無期限 | 無期限 | 無期限 | 無期限 | 無期限 | 無期限 | 1か月 |
送信・締結可能件数 | 送信:30件/月 まで | 締結:10件まで | 送信:5件/月まで | 送信:10件まで | 送信:3件/月まで | [当事者型] 締結:3件/月まで [立会人型] 送信:10件/月まで |
送信:5件/月 | 送信:1件/月 | 送信:1件/月 | 送信:5件/月 | 不明 ※要問合せ |
ユーザー数 | 無制限 | 1名 | 1名 | 1名 | 1名 | 無制限 | 1名 | 1名 | 1名 | 無制限 | 無制限 |
電子署名 タイムスタンプ |
(タイムスタンプのみ) | (タイムスタンプのみ) | |||||||||
相手方の アカウント登録 |
不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | ※当事者型の場合は必要 | 不要 | 不要 | 不要 | 必要※ID登録 | 不要 |
文書保管検索機能 | ※累計10件まで | ※月3件まで | |||||||||
検索機能 | ※要問合せ | ||||||||||
テンプレート機能 | ※5件まで | ※要問合せ | ※要問合せ | ※3件まで | |||||||
サポート | メール・チャット | 電話・メール・チャット・ オンライン対応 |
電話・メール・チャット | 電話・メール | チャットのみ | 電話・メール オンライン対応 |
メール・フォーム | 電話・メール チャット |
メール・チャット | メール・チャット |
無料で使える電子契約サービスのチェックポイント8
無料で使える電子契約サービスを比較して選ぶ際には、次の8つのポイントに着目します。 中でも必ずチェックするポイントは、法律で定められた基準を満たす必要がある①改ざん防止機能と②電帳法に基づく保管機能についてです。ルールに基づいていなければ、有効性が失われる場合があるため、最初に確認しておきましょう。
③から⑦のチェックポイントは、自社での使い勝手を左右する項目となります。自社ならではの用途や事情に合わせたサービスを選ぶために比較検討を行います。リーズナブルな無料プランですが、やはり利用できるサービスは限られていることも多いです。有料版への移行を視野に入れ、⑧有料版でのトータルコストの試算をおすすめします。各社の紹介記事では、試算したコストも紹介します。
①改ざん防止機能(タイムスタンプと電子署名)
電子契約はルールに則した利用をすることで、法的な効力を持ちます。非改ざん性を証明する役割を担うタイムスタンプと電子署名の存在は、最も重要なチェックポイントと言えるでしょう。これら2つの機能があるかどうかを最初に確認しておかなければなりません。
②電帳法に基づく保管機能(タイムスタンプと検索機能)
2024年に電子帳簿保存法(電帳法)が改正され、電子取引を行った場合の契約書などの書類を保管する際、電子データで保存することが義務づけられました。保管の要件として、タイムスタンプの付与や日付・契約名・金額などで検索できることなどが求められます。利用する電子契約サービスに電子化した書類を保管する機能が付帯していれば、手間やコストの削減につながります。ただし電子契約書のデータ保管サービスの中には、書類の数量やストレージの従量課金の制限が設けられているケースもあります。データ保管の詳細についてもきちんとチェックしておきましょう。
③ユーザー数
電子契約サービスでは、利用するユーザー数で料金に違いを設けている場合もあります。社内稟議が不可欠、もしくは複数部署での活用を希望しているなら、ユーザー数が多いプランが適しています。無料プランでは、ユーザー数に制限が設けられているサービスが多くなっています。ユーザー数無制限のサービスもありますから、他のサービスとの兼ね合いを考えて選ぶことも大切です。
④送信件数
無料、もしくは比較的リーズナブルなプランの場合、月5件までしか利用できないなど上限が設けられていることも少なくありません。月にどれだけの取引や契約を行うかによって重視するポイントは異なります。自社に見合ったサービスを吟味して選びましょう。
⑤取引先の利便性(相手先のアカウント登録の要不要)
電子取引は、相手があって成り立ちます。電子契約の導入には、取引先の理解や負担にも考慮が必要です。電子デバイスやパソコン操作に慣れていないクライアントの場合、アカウントの登録などを負担に感じるケースも予想されます。自社が登録していれば、取引先のアカウント登録が不要なサービスもありますので、チェックした上で選ぶことをおすすめします。
⑥業務を効率化できる機能
契約書の作成や管理を効率化する機能を備えている電子契約サービスもあります。機能によっては、無料プランでも利用可能です。実際の業務の効率化に役立つ主な機能は次の3つです。
1.ワークフロー機能
電子契約の一連の流れにおける申請や承認などの手続き、社内のフローを設定できる機能です。
社内稟議が必要な契約などに対応でき、ワンストップで手続きを完結できる利点があります。
2.テンプレート機能
頻度の高い契約書をテンプレートとして登録できる機能です。テンプレートの活用により、契約書の作成時間の短縮が図れます。
3.一括送信機能
同じ契約書を複数の相手先に一度に送信できる便利な機能です。作成効率はもちろん、迅速に送信できる点が魅力です。
これら3つの機能以外に、便利なのがシステム連携機能です。顧客情報システムや会計システムなどと外部のサービスとの連動が可能なため、さらなる効率化が実現できます。システム連携機能に関しては、有料プランのみに対応するサービスが多くなっています。
⑦サポートの有無
電子契約導入の目的は業務の効率化です。慣れない操作に時間を要するのは本来の目的から外れることになります。シンプルで操作性のよいサービスを選び、疑問に対応してくれるサポート態勢もチェックしておくといいでしょう。メール・チャットはもちろんのこと、迅速に対応してもらえる電話サポートがあるとなお安心です。
⑧有料版でのトータルコスト
無料プランで機能や操作性を確認した上で、有料版への移行を検討するのがおすすめです。最初から有料版に移行するケースを想定し、コストを試算しておくといいでしょう。
電子契約サービスの料金の内訳は、①導入時の初期費用、②月額費用、③従量課金、④オプション利用料からなります。月額の利用料に加え、使うサービスに応じた従量課金・オプション費用が必要です。従量課金に関しては、契約締結件数ごとに料金が加算されるパターンと契約書の送信件数によって費用がプラスされるパターンに分けられます。実際の契約の締結件数に応じた課金か、すべての送信に課金されるのかどうかは要確認ポイントです。
サービスによっては、契約書の保管容量に対して従量課金を行う場合もあります。従量課金がどのくらい必要になるかどうかで、月額利用料が大きく変化します。契約数や保管期間も考慮した上で、試算することを推奨します。
こちらも参考に
【電子契約の乗り換え方法】知らないと危険な基礎知識やコツを解説
無料で使える電子契約サービスおすすめ10選
無料の電子契約サービスには、期間限定でトライアルとして試せるものから、条件付きで無期限で使えるものまで様々あります。ここでは、無料で使える各サービスの特徴や選び方、注意点を含め、 無料で使える電子契約サービスのおすすめ10社を紹介します!
期間限定で無料で使える電子契約サービス
ここでは、無料で使える電子契約サービスの中でも、無料期間が決まっているサービスは、各サービスのトライアルといった位置付けで、約2週間~1カ月程、有料プランにかなり近い形で利用することが可能なものが多くなっています。
ここでは、無料期間限定の電子契約サービスおすすめ4社をご紹介します!
01ベクターサイン(無料トライアル)
無料期間 | 1か月 |
---|---|
上限数 | 期間内に30件までの送信 |
トライアル詳細 | https://v-sign.vector.co.jp/trial.php |
電子署名 | |
タイムスタンプ | |
送信費用 | 無料 |
保管 | |
無料期間終了後のプラン料金 | ライト:5.500円 スタンダード:11.000円 |
ユーザー数 | 無制限 |
その他条件等 | ・トライアルではすべての機能が利用可能 ・有料プランに移行しない場合は、トライアル終了の翌月26日に自動退会 |
※2024年10月調査時点時の情報となります。
※料金は税込価格表記です。
ベクターサインは株式会社ベクターホールディングスが運営する電子契約サービスです。
※以前、無料で変える電子契約サービスとして人気のあった「みんなの電子署名」「みんなのタイムスタンプ」と統合されました。
ベクターサインは、各プランの機能面の差がなく、追加オプションも送信件数の増量のみとなっているため、単純に月ごとの契約数(送信数)によってプランを決めることができます。
無料トライアルに関しては、30件まで送信が可能であるため、十分な契約数をこなすことができ、よりリアルな実体験をもとに、ベクターサインを利用するかを決めることが可能です。
標準されている機能についても、全く問題がないため、シンプルな電子契約サービスを利用したい方にはうってつけのサービスになっています。
02クラウドコントラクト(無料トライアル)
無料期間 | 14日間 |
---|---|
上限数 | 締結10件まで |
電子署名 | |
タイムスタンプ | |
送信費用 | 無料 |
保管 | |
無料期間終了後のプラン料金 | スタータープラン:2,178円~ |
ユーザー数 | 1アカウントまで(複数人ログイン可) |
その他条件等 | ・トライアル終了後はアカウントが停止 |
※2024年10月調査時点時の情報となります。
※料金は税込価格表記です。
クラウドコントラクトは、リーズナブルな価格設定でありながら、電子署名・タイムスタンプ、電子帳簿保存法対応の保管機能など、必要な機能が揃っている電子契約サービスです。シンプルで操作もしやすく、「契約に必要な機能が使えれば十分」「高機能なサービスは複雑すぎて使いこなせるか不安」とお考えの個人事業主、中小企業の方から支持されています。
特筆すべきは、無料トライアル期間中の2週間に有料プランの全機能が使えて契約数の制限がない点です。
有料プランは、リーズナブルな月額2178円のスタータープランの他、3つのプランが用意されています。サポートも充実しており、必要な機能を使いこなしたい企業におすすめの電子契約サービスです。
03freeeサイン(無料トライアル)
無料期間 | 14日間(Starterプランのトライアル) |
---|---|
上限数 | 送信 5件まで |
電子署名 | ※オプション:220円/1通 |
タイムスタンプ | |
送信費用 | 無料 |
保管 | ※オプション月5.500円~ |
無料期間終了後のプラン料金 | 無料プラン:0円 |
ユーザー数 | 1名 |
その他条件等 | ・PDFテンプレート登録3つまで |
※2024年10月調査時点時の情報となります。
※料金は税込価格表記です。
freeeサインは、会計ソフトなど統合型経営プラットフォームを開発・提供するfreeeグループの電子契約サービスで、弁護士が監修しています。無料プランは機能を試したいユーザー向けの基本的な内容となっています。内容としては、ユーザー数1名で月間1件の電子署名のみ、文書保管・管理機能やテンプレート登録機能(3個まで)を無料で利用できます。
freeeサインの大きな特徴は、法人向け以外に個人事業主向けの「Starterプラン」が用意されていることです。また、テンプレートの登録機能にプラスして、弁護士が監修した公式テンプレートの利用ができる独自のサービスも用意されています。
一方で、改ざん防止などの観点から重要な意味を持つ電子署名がオプション(無料プランでは使えない)となっています。トライアルではオプションで、無料プランでは使えません。無料プランの利用は、特に社外との取引において安全性への懸念が残ります。
また、気になる点として文書保管もオプションである点です。そのため、実際に契約に利用する際には、Starterプランよりも上位のプランを利用する必要性があるかもしれません。
04マネーフォワードクラウド契約(無料トライアル)
無料期間 | 1か月 |
---|---|
上限数 | 無制限 |
電子署名 | |
タイムスタンプ | |
送信費用 | 無料 |
保管 | |
無料期間終了後のプラン料金 | 個人向け:月990円~ 法人向け:月3.278円~ (細かいプランが多数存在) |
ユーザー数 | 無制限 |
その他条件等 |
※2024年10月調査時点時の情報となります。
※料金は税込価格表記です。
家計簿アプリやクラウド会計ソフトで知られる株式会社マネーフォワードが提供する電子契約サービスがマネーフォワードクラウド契約です。電子契約に必要な契約書の作成をはじめ、申請・承認、締結、保存、管理と一通りの機能が用意されています。従来からの紙の契約書、他社電子契約サービスから受領する電子契約データも一括で管理でき、マネーフォワードの他の製品との連携もスムーズに行えるメリットがあります。バックオフィス全体の効率化を実現できる利便性の高い電子契約サービスです。
有料プラン機能を試すサービスとして、1カ月の無料トライアルが用意されています。また、従業員30名以下の個人・法人とそれ以上の法人でプランが分かれているのも特徴です。個人・法人向けのサービスは「ビジネスプラン(月額5,980円)」が基本で、会計や請求書発行などバックオフィス業務効率化を目的としたプランとなっています。
サービスで共通するのは、電子契約の送信・保管には従量課金がなく、ユーザー数が課金条件となっている点です。ユーザー数の従量課金は使う機能別に細かく設定されているため、必要なサービスを選びサイト内でシミュレーションすることをおすすめします。会計や勤怠などマネーフォワードクラウドの他の機能も含めて使いたい場合に適した電子契約サービスと言えるでしょう。
条件付きで無料で使える電子契約サービス
「条件付きで無料で使える電子契約サービス」は、自社のサービスを知ってほしい、気軽に使ってほしいという側面が強く、お試し利用の要素が大きいです。料金発生に関しては、条件を越えて利用したいときに発生する形です。この無料利用の条件について、大まかな分類を以下に説明します。
条件付き無料の形式としては、主に以下のものがあります。
1. 契約件数に上限を設けた無料提供
月に一定数(例えば3件まで)の契約送信が無料で可能という形です。これを超えると有料プランへの加入となります。特に契約件数が少ないフリーランスや個人事業主にとってはお得なものとなります。
2. 機能制限を設けた無料提供
特定の基本機能のみ無料で利用でき、追加の高機能を使う場合には有料プランへの加入となるものです。例えば、基本的な電子署名機能は無料だが、高度なワークフローや複数人での共同署名機能は有料というケースです。
電子契約サービスほとんどに1.と2.両方の制限が設けられています。
このような無料プランをうまく利用することで電子契約が可能になったり、サービスの使い勝手や自社の業務に対する適合性を実際に体感し、正式導入の判断材料にすることが可能です。
以下に条件付きで無料で使える電子契約サービスを6つご紹介します!
05Great Sign(フリープラン)
無料期間 | 無期限(累計10送信まで) |
---|---|
上限数 | 送信 累計10件まで |
電子署名 | |
タイムスタンプ | |
送信費用 | 無料 |
保管 | |
無料期間終了後のプラン料金 | シンプルまるっとワンプラン:11.000円 |
ユーザー数 | 1名 |
その他条件等 | ・1ファイルあたりのデータサイズ800MB、1締結あたりファイルの合計データサイズ800MB。 ・『お試し用のプランのため、ご利用いただける機能が限られます。』と公式サイトに記載されていたので、機能面の確認が必要。 |
※2024年10月調査時点時の情報となります。
※料金は税込価格表記です。
Great Signは、一つのプランに電子契約に必要な機能が集約されたシンプルな電子契約サービスです。テンプレートやSMS締結、管理者権限付与などの機能の他、電子取引・スキャナ保存データや他社サービスで締結した電子契約書データのアップロードが網羅され、一元管理を可能としています。多言語(英語・中国語・ベトナム語)に対応しているのも特徴のひとつです。
フリープランでは、電子契約の基本の部分である契約書の送信や保管、締結を試すことができます。ただしユーザー数 1名で契約書の送信件数は月ごとではなく合計10件。またデータサイズの上限が決まっています。 有料プランは1種類で、契約が締結した段階で費用がかかる仕組みです。
06WAN-Sign(無料プラン)
無料期間 | 無期限(上限数まで) |
---|---|
上限数 | 締結 当事者型:月3件 送信 立会人型:月10件 |
電子署名 | |
タイムスタンプ | |
送信費用 | 無料 |
保管 | ※電子データ管理:累計10件まで |
無料期間終了後のプラン料金 | 通常プラン:月11,000円~ (署名手続き時、保管件数がカウントされたときに課金) |
ユーザー数 | 無制限 |
その他条件等 | ※電子証明書の発行料が別途発生いたします ※PDFが添付された文書電子データ管理料がかかる |
※2024年10月調査時点時の情報となります。
※料金は税込価格表記です。
官公庁や金融機関をはじめ、創業以来4,000社以上の情報資産を管理するNXワンビシアーカイブズが提供する電子契約・契約管理サービスがWAN-Signです。電子証明書による署名やメール認証による署名、さらに2つの署名方法を組み合わせたハイブリッド署名がそれぞれ使い分けできる高機能さが魅力のサービスです。他社の電子契約サービスで締結した署名済みPDFもWAN-Sign内で一元管理できるうえ、外部サービスとAPI連携もスムーズ。幅広い業務での効率化が目指せます。
1件につき発行料8,000円が必要ですが、電子証明書による電子契約を試したい企業に最適なサービスとなっています。料金に関しては、月額の固定料金は設定されていません。送信ごとの従量課金や電子データ管理の従量課金が設定されています。電子データ管理は、5000通ごとに11,000円/月です。フリープランでは、実印版締結の当事者型は3件/月、認印締結の簡易な立会人型は10件/月まで利用でき、電子データ管理料は累計10件まで無料となっています。
機能が複雑に存在しているため、うまく使いこなせる方にはより良いサービスかもしれません。
07電子印鑑GMOサイン(お試しフリープラン)
無料期間 | 無期限(月5送信まで) |
---|---|
上限数 | 送信 月5件まで |
電子署名 | |
タイムスタンプ | |
送信費用 | 無料 |
保管 | |
無料期間終了後のプラン料金 | 契約印&実印プラン:月9,680円~ (管理画面からのプラン変更で利用可能。) |
ユーザー数 | 1名 |
その他条件等 | ・⽂書テンプレート登録・アドレス帳(それぞれ登録上限5件) ・立会人型 |
※2024年10月調査時点時の情報となります。
※料金は税込価格表記です。
電子印鑑GMOサインは、GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社が提供する電子契約システムで、高機能かつコストパフォーマンスのよさで人気のサービスです。導入企業数は350万社以上と国内での高いシェア率を誇ります。
フリープランでは、1ユーザーで月5件まで電子契約が可能です。文書テンプレートやアドレス帳機能も無料で試すことができ、それぞれの登録は最大5件までとなっています。
有料プランでは、電子証明書による厳格な本人性の担保が可能な当事者型の電子署名にも対応。役割や権限の設定、閲覧制限など部署それぞれの管理も想定した利用ができます。規模の大きな会社で必要な機能が備わっているのも魅力です。セキュリティ強化・アカウント統合管理など選べるオプションも様々用意されていますが、オプションは初期費用・月額費用ともに高めの費用設定となっています。
08BtoBプラットフォーム契約書(フリープラン)
無料期間 | 無期限(月5締結まで) |
---|---|
上限数 | 締結 月5件 |
電子署名 | |
タイムスタンプ | |
送信費用 | 無料 |
保管 | ※電子保管:月3件まで |
無料期間終了後のプラン料金 | シルバープラン:月11.000円~ ゴールドプラン:月33.000円~ |
ユーザー数 | 無制限 |
その他条件等 |
※2024年10月調査時点時の情報となります。
※料金は税込価格表記です。
BtoB向けに多種多様なシステムを提供する企業、インフォマートが手がける電子契約サービスがBtoBプラットフォーム契約書です。BtoBプラットフォームシリーズと連携させることで、契約書だけでなく商取引関連の書類をトータルに電子化できる特徴を持っています。同社のプラットフォームを利用する取引先が多くサービスへの信頼度は高い一方、契約相手にも無料アカウント作成が求められます。その分、手間がかかることにもなります。
フリープランでは、契約の締結を1件とカウントし、月に5件が上限です。電子保管は月3件までと設定されています。お試しのフリープランからアカウント数が無制限、ワークフロー機能が使えます。社内稟議が必要な企業が気軽に試用できる仕組みとなっています。
フリープランから有料プランに変更するには、お申し込み後、無料のコンサルティング、導入サポートなどの流れが間に組み込まれているため、万全の状態で運用することができます。
2つある有料プランのうち、安価なシルバープランでは文書管理の上限が月3件までと決められています。文書管理の制限のないゴールドプランの場合、月額33,000円と費用がかかる点に注意が必要です。
09クラウドサイン(Free Plan)
無料期間 | 無期限(月3送信まで) |
---|---|
上限数 | 送信 月3件まで |
電子署名 | |
タイムスタンプ | |
送信費用 | 無料 |
保管 | |
無料期間終了後のプラン料金 | Light:月11,000円 Corporate:月30,800円 (書類送信のタイミングで課金) |
ユーザー数 | 1名 |
その他条件等 |
※2024年10月調査時点時の情報となります。
※料金は税込価格表記です。
クラウドサインの強みは、弁護士ドットコム株式会社が提供していることです。弁護士監修のもと日本の法律に特化して開発された電子契約サービスのため、導入社数250万社以上、累計送信件数 1000万件超と国内でトップクラスのシェアを誇ります。
フリープランは、ユーザー数1名で月間3件までの電子署名ができる内容で、あくまで機能を体験する「試用」の位置づけとなっています。また有料プランは、個人事業主や少人数の企業向けライトプランが最も安価なプランで、文書保管・管理する機能や、社内稟議システムと連携する機能、テンプレート機能や一括送信機能など必要な機能が付帯しています。月額固定費に加え、1件送信するごとに220円がかかります。送信あたりの費用は他と比較して高めな印象です。
10契約大臣(試しフリープラン)
無料期間 | 無期限(月1送信まで) |
---|---|
上限数 | 送信 月1件まで |
電子署名 | できない |
タイムスタンプ | |
送信費用 | 無料 |
保管 | |
無料期間終了後のプラン料金 | スタータープラン:月2.020円~ ベーシックプラン:月6.050円~ プレミアムプラン:月9.075円~ (支払い設定のプラン変更で即時利用可能) |
ユーザー数 | 1名 |
その他条件等 | ※合意締結証明書:利用可能 |
※2024年10月調査時点時の情報となります。
※料金は税込価格表記です。
契約大臣は、ミニマルかつ低価格をアピールポイントとする電子契約サービスです。高い法的証拠力を持つ電子署名やタイムスタンプが利用でき、テンプレートや一括配信、文書保管など多くの機能が用意されています。また状況に応じて、柔軟にプラン変更ができるのも強みです。例えば契約の更新が多い繁忙期は送信件数の多いプランにできるなど、無駄なく合理的に活用できます。
フリープランは、ユーザー1名、送信件数1通/月と最小限な内容で、基本的な機能を知るための「お試し」プランとなっています。ただ、電子署名が利用できないため、実際の契約を通じて体感できない恐れがあります。
低価格が売りのため、有料プランであるスタータープランは月額2,020円とリーズナブル。しかしながら、文書の改ざんを防止するために不可欠な電子署名が従量課金(220円/通)なのがネックです。電子署名を付与すると、1通あたりのコストは高額になってしまいます。
おすすめ電子契約3選
01操作が簡単で安い!クラウドコントラクト
中小企業や個人事業主向けの電子契約サービス。業界最安値クラスの導入しやすいお手頃価格と、操作が簡単ですぐに使いこなせるシンプルな機能が特徴です。
対象 | 月額料金 | プラン数 | お試し |
---|---|---|---|
個人 法人 |
2,178円~ | 3個 | 無料 |
02高機能な有名サービスクラウドサイン
業界内で高い知名度を持つサービス。大手企業のニーズに答える豊富な機能をそろえています。
対象 | 月額料金 | プラン数 | お試し |
---|---|---|---|
個人 法人 |
11,000円~ | 4個 | 無料 |
03カスタマイズ機能が豊富GMOサイン
オプション機能が豊富で、自社のニーズに合わせて機能をカスタマイズできるサービス。主に大企業向け。
対象 | 月額料金 | プラン数 | お試し |
---|---|---|---|
個人 法人 |
8,800円~ | 4個 | 無料 |